Brand Story

2025/04/21 18:29

一、高岡に花開いた茶道文化

今を遡ること約300年前、江戸時代初めに加賀藩二代藩主前田利長が高岡城を築いた頃から、高岡の人々にとって、お茶は身近な嗜みでした。忙しい日々の合間に、静かにお茶を点て、香りを聞く。江戸の昔から受け継が...

2025/04/21 18:29

二、受け継がれた吊香炉への熱い思い

約70年前、茶と銅器の商いを始めた私たち祥晃堂の創業者、高木晃も高岡の旧家に伝えられてきた吊香炉の美しさに魅せられ、金工や漆芸、蒔絵、螺鈿、組み紐など日本工芸の粋を集めて、余すところなく吊香炉に昇華...

2025/04/21 18:17

三、螺鈿細工に彩られ、現代に息を吹き返した吊香炉

伝統工芸士である庄川挽物 木地師の加藤秀明氏作と判明した木地は、2024年、現代の名工である螺鈿師の武蔵川秀山氏の手によって精緻な螺鈿細工や金蒔絵が施され、眩いばかりの絢爛豪華な輝きが姿を現しまし...

2025/04/21 18:10

四、薫りを聞き、浄められるひととき

吊香炉は、古来から客をもてなすために茶室を香りで満たし、主人の美意識を表現するものとしても用いられてきましたが、私たちが最も注目したのは、香を聞くことで身の穢れを取り除き、茶室と精神を浄めるという...

2025/04/21 18:07

五、日常のひとときに小さな“Ritual”を持つということ 

茶の湯の言葉に『和敬清寂』という言葉があります。清らかな空間である茶室で、主人と客が互いを敬いあい、心の中も清らかに、そして何事にも動じないという茶道に対する考えを端的に表した言葉ですが、それは何...

2025/04/21 17:54

六、螺鈿細工と金蒔絵が彩る美しき空薫の世界

香を焚いて室内に香りを漂わせる『空薫物』(そらだきもの)。ひとすじの紫煙が香炉から燻くあえかなその様は、眺めているだけで心が凪ぎ、豊かでRitualなひとときをもたらしてくれます。平安時代、貴族たちは部...

吊香炉 あえかな薫りに誘われる愉しみ

螺鈿細工、金蒔絵が彩る美しき空薫の世界

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